オイル仕上
オイル仕上
オイル仕上は、木部にオイルを浸透せることによって、木の表面に汚れを付きにくくする仕上方法です。
ソープ仕上同様、無垢の自然な風合いを生かします。
オイルが木部に浸透するため濡れ色になるので、汚れが目立ちにくく、木の自然な色を際立たせます。
このお手入れを繰り返すことにより、使い込むほど落ち着いた光沢が得られます。
定期的にオイルでメンテナンスすることで、より濃く変色させることができ、液体もはじくようになります。
細い傷はサンドペーパーやスチームで修復できます。
メンテナンスのオイルは、天然のオイルをご使用ください。
オイルを塗りすぎてしまうとく、ムラになりやすく、ラッカー仕上のように見えます。
オイルが完全に乾くまで時間もかかり、冬場ですと1日〜ご使用いただくことができず、匂いも残ります。
日々のお手入れは、乾いた布か固く絞った布で拭く(水拭き)だけで十分です。
小さいキズや汚れが目立ってきた場合、木目に沿ってサンドペーパーをかるくかけ、オイルで仕上げて下さい。
その程度のお手入れ頻度でも、木部は変色していきますし、液体もはじくようになります。
@メンテナンスの前に、テーブルや椅子の汚れやホコリをきれいに取り除いてから行ってください。
固く絞った布で拭いた場合(水拭き)は、完全に乾燥させてから行ってください。
A木材の小さな傷などは研磨することで目立たなくすることができます。
オイルを塗布する前に、研磨用のスポンジ、または目の細かいサンドペーパー(180番または240番)で
木部を軽く研磨してください。
Bオイルを柔らかい布またはスポンジで、木目に沿って全体にまんべんなく塗布してください。
余分なオイルは拭き取り、完全に乾燥させてください。
C完全に乾いたあとは、きれいな固く絞った布または乾いた布で磨きます。
D表面のオイルが取れた場合は再度塗布してください。
塗りすぎないようにご注意ください。
お手入れの注意
日々のお手入れで、汚れや染みの跡が残った箇所を集中して拭かないようにしてください。
より濃く目立たさせてしまい、木の表面がささくれ立ってしまいます。
必ず、木目に沿って全体をまんべんなく拭いてください。
染みや汚れの跡が残っても、日々固く絞った布(水拭き)で拭いているうちに目立たなくなっていきます。
落ちない汚れはソープ液で洗っていただけます。
住居用洗剤や化学薬品は使用しないで下さい。
水拭きによる木部のざらつきが気になる場合は、目の細かい(240番)サンドペーパーを使用してください。
その際も、必ず木目に沿って磨いてください。
使用するオイルの注意書きをよく読んだうえ、作業を行って下さい。
オイルが付着したスポンジや布等は自然発火の恐れがあるので、ご注意ください。
必ずメタルまたはグラス容器に密閉し、保存してください。
また破棄に際しても同様で、オイルが付着したスポンジや布は水に浸し、密封して捨てて下さい。
ペーパーコードや張込み箇所は、濡れるとその部分がシミになります。
マスキングテープやビニール袋などでカバーしてから作業することをお勧めします。
最後に
家具に最適な湿度は40%〜60%です。
室内が乾燥すると、ひび割れや天板の反りを引き起こす原因となることがあります。
日々お手入れの際にも、木部の湿度を均等にするため裏にも同じように水分を与えることをお勧めします。
お手入れには順番も決まりもなく、難しいことも、煩わしいこともありません。
日々ご使用いただき、お手入れを繰り返すうちに慣れてくるので、状態をみながら行って下さい。
無垢材はお手入れや修復が自分でできるのが良いところです。
細かい傷や変色は月日とともに無垢材ならではの貫禄に変わっていきます。
●お手入れキット |

Scandinavian LIVING
Oil Kit(オイル仕上げ用メンテナンスキット)
定価:7,590円(税込)
ご購入のタイミングによって、オイルの容器やソープフレークの袋のデザイン、
布やスポンジ等の色が異なる場合がございます。
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